生後より3年近く下痢が続く犬にアルテミシア アンヌアを使い良化した例

中央動物病院 / 白石動物病院 前院長の情報ページ

04-2958-9699

お問い合わせ

水金土 白石まで

lv

生後より3年近く下痢が続く犬にアルテミシア アンヌアを使い良化した例

情報ブログ

2025/09/22 生後より3年近く下痢が続く犬にアルテミシア アンヌアを使い良化した例

2歳10ヵ月になるチワワのガンモちゃんが、アレルギーによる下痢のセカンドオピニオンで来院しました。

生まれた時からお腹が弱く、家に迎えた時から病院通いを繰り返しているとのことです。

 

食欲は旺盛で元気もあり体調は問題ありません。

 

各種検査や食事の指導など一般的なことを実施した上で、アレルギー性との診断を受けています。

 

便の状態は、7〜8割程度は形があり、最後の2〜3割が粘膜のようなものが混じる黄色い液状で、飛び散りお尻周囲にも付着するためいつも洗ってあげなくてはなりません。

 

処方してもらっている下痢止めの薬を与えて良くなることもあるが、飲んでいてもおさまり切らないようです。

 

今回当院でも検査を実施して炎症性腸疾患(IBD)があるのかないのかなどの確認を直ちに実施するか迷いました。

 

ガンモちゃんの体調に問題なく、長期の経過から緊急性もないであろうことから、腸内細菌のバランスを改善し炎症を鎮める作用のあるアルテミシア アンヌアと、腸内細菌に対して同様な力を持つウコンを加えたものを与えてもらうことを提案し、投与を始めることとなりました。

 

先日、投与から2週間後に来院いただき、投与後すぐに便の状態は良化し、全く下痢することがなくなったことを報告していただきました。

 

 

 

漢方薬青蒿について

 

アルテミシア アンヌアは青蒿や黄花蒿と呼ばれる漢方薬です。

 

青蒿というは漢方薬は、植物分類学的な青蒿と黄花蒿を言います。

(ややこしい話です、詳しくはこちらをご覧ください⇨)

 

漢方薬は、西洋医学で治療が困難な疾患に対し、補完的な役割を果たす東洋医学の中心的な地位を確立しています。

 

漢方薬の多くはどのようなメカニズムで作用し、どのような成分がこれに関わっているかのエビデンスは明らかになっていません。

 

長年多くの実例を積み上げてきたNBM (Narrative Based Medicine) の賜物です。

 

そんな中でも黄花蒿は近年最も詳しく成分分析され、その作用機序などが多数発表されています。

 

その一つに消化器系の疾患に対する作用も明らかにされています。

 

TOP