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犬・猫のがん・腫瘍と鉄とアルテミシアアンヌア:鉄が少なくては効果は期待できません
アルテミシア アンヌアでがん細胞や腫瘍細胞を破壊するには鉄が必要という話です。
大昔マラリア原虫の存在を知らない時代から、ヒトのマラリアによる熱病の治療に使われてきたアルテミシア アンヌアのマラリア原虫に対する作用と、がん細胞や腫瘍細胞に効果を示す主たる作用が、いずれも同じ機序であることがわかっています。
細胞の中にため込んでいる鉄とジヒドロアルテミシニンが反応しフリーラジカルを形成、そしてフリーラジカルがマラリア原虫やがん細胞・腫瘍細胞を、その細胞の中から破壊します。
そのため、がん細胞や腫瘍細胞で鉄をたくさんため込むものほど効果的、逆に鉄をあまりため込まないタイプには効果が低いといった違いが出てきます。
ありがたいことに、正常細胞は鉄をため込んでいませんので影響はなく、副作用がほとんど起こらないと言われています。
ドイツで発表されている犬猫のがんや腫瘍治療に関する論文では、鉄のサプリメントを与えたのち数時間を置いてからアルテミシア アンヌアを投与するプロトコールを実施しています。
私は、食欲が正常な場合は鉄の投与はなくても良い、食欲が低下している場合には必須と考えていました。
抗がん剤を使いたくないという例にアルテミシア アンヌアと鉄剤を併用し軟部組織肉腫が消えたのを経験しています。
また自分自身の血清鉄濃度の数年間の推移を知ったことで、アルテミシア アンヌアを投与するなら鉄剤を当初から取り入れた方がより効果的ではないかと考えが変化しました。
私の健康診断で示された血清鉄濃度の推移です。
年齢なりに細かい問題は複数指摘されていますが、食欲はいまだ正常(旺盛)、それなのに血清鉄濃度は正常範囲内ではあるものの年々明らかに低下しているのが見て取れます。
私の2年(人間の2年)という時間で25%以上減少しています、犬猫では年齢換算を考慮すると半年程度の経過と同じくらいです、個体差はありますが加齢というものがいかに手強いものかがよくわかります。
もし私に何らかの大きなトラブルが発生していれば食欲があっても正常範囲を切るかもしれませんし、食欲が低下傾向にあればさらに低値となることが想像されます。
がんや腫瘍を抱えている動物たちは、それらに血清鉄を奪われたりしますし、出血があるなら確実に血清鉄の低下が起こります。
血清鉄濃度を定期的に測定し、正常範囲上限近くを目指して投与することが効果を上げることにつながります。
ただ、がん細胞や腫瘍細胞のいくつかの種類は、鉄が豊富な環境で増殖の勢いが増す事も知られているので、腫瘤のサイズを定期的に確認し効果を評価しなくてはなりません。
25/12/25
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アルテミシア アンヌアでがん細胞や腫瘍細胞を破壊するには鉄が必要という話です。
大昔マラリア原虫の存在を知らない時代から、ヒトのマラリアによる熱病の治療に使われてきたアルテミシア アンヌアのマラリア原虫に対する作用と、がん細胞や腫瘍細胞に効果を示す主たる作用が、いずれも同じ機序であることがわかっています。
細胞の中にため込んでいる鉄とジヒドロアルテミシニンが反応しフリーラジカルを形成、そしてフリーラジカルがマラリア原虫やがん細胞・腫瘍細胞を、その細胞の中から破壊します。
そのため、がん細胞や腫瘍細胞で鉄をたくさんため込むものほど効果的、逆に鉄をあまりため込まないタイプには効果が低いといった違いが出てきます。
ありがたいことに、正常細胞は鉄をため込んでいませんので影響はなく、副作用がほとんど起こらないと言われています。
ドイツで発表されている犬猫のがんや腫瘍治療に関する論文では、鉄のサプリメントを与えたのち数時間を置いてからアルテミシア アンヌアを投与するプロトコールを実施しています。
私は、食欲が正常な場合は鉄の投与はなくても良い、食欲が低下している場合には必須と考えていました。
抗がん剤を使いたくないという例にアルテミシア アンヌアと鉄剤を併用し軟部組織肉腫が消えたのを経験しています。
また自分自身の血清鉄濃度の数年間の推移を知ったことで、アルテミシア アンヌアを投与するなら鉄剤を当初から取り入れた方がより効果的ではないかと考えが変化しました。
私の健康診断で示された血清鉄濃度の推移です。
年齢なりに細かい問題は複数指摘されていますが、食欲はいまだ正常(旺盛)、それなのに血清鉄濃度は正常範囲内ではあるものの年々明らかに低下しているのが見て取れます。
私の2年(人間の2年)という時間で25%以上減少しています、犬猫では年齢換算を考慮すると半年程度の経過と同じくらいです、個体差はありますが加齢というものがいかに手強いものかがよくわかります。
もし私に何らかの大きなトラブルが発生していれば食欲があっても正常範囲を切るかもしれませんし、食欲が低下傾向にあればさらに低値となることが想像されます。
がんや腫瘍を抱えている動物たちは、それらに血清鉄を奪われたりしますし、出血があるなら確実に血清鉄の低下が起こります。
血清鉄濃度を定期的に測定し、正常範囲上限近くを目指して投与することが効果を上げることにつながります。
ただ、がん細胞や腫瘍細胞のいくつかの種類は、鉄が豊富な環境で増殖の勢いが増す事も知られているので、腫瘤のサイズを定期的に確認し効果を評価しなくてはなりません。