犬のアトピーなどのアレルギー性皮膚疾患に対するアポキル錠

中央動物病院

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犬のアトピーなどのアレルギー性皮膚疾患に対するアポキル錠

STAFF BLOG

2017/11/09 犬のアトピーなどのアレルギー性皮膚疾患に対するアポキル錠

ここ最近登場したイヌのアレルギー性皮膚炎による痒みを鎮めるお薬です。

以前よりなんだかんだ言われてもこのアレルギー性皮膚炎による痒みを鎮めるためにプレドニゾロン(ステロイド)が治療薬として選択される事が多いと思われます。

なぜなら比較的すぐ確かに痒みを鎮めてくれるからです。

しかし副作用を心配される声も依然として存在します。このアレルギー性皮膚炎の厄介な点は現実的には完治を目指すというよりは付き合っていく事になる可能性が高く、そのため強い痒みが生じてしまった際には鎮めてあげなければなりません。

だとすればやはり長期的な使用を考えると副作用が少ないに越したことはありません。

今回、紹介したアポキル錠の特徴は①プレドニゾロンに匹敵する効果が期待できるにも関わらず、②プレドニゾロンの長期使用で生じる可能性のある医原性クッシング症候群などの副作用が認められない、③痒みと皮膚炎に関与する各種サイトカインのJAK依存性シグナル伝達を選択的に阻害する事により効果を示す新しいタイプの薬です。

ちょっと3番目の作用メカニズムの説明は難しいかもしれませんが何となく理解していただければ良いと思います。

そして実際に使用してみて患者(動物)およびそのオーナー様の反応は今までのこの手の薬に比較すると良好です。

あえてステロイドと比較して不利な点は費用面になりますがステロイドの副作用が気になる方は1度当院にご相談下さい。

もちろん可能であればシャンプー療法などのスキンケアも併用して下さい。

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