「猫で腎臓が悪くなると失明する事がある」のを知ってますか？

腎不全のために治療を受けている中年齢から高年齢の猫は比較的多いと思われます。その際に2次的に高血圧を伴う事があります。すると目の奥側の眼底部で出血が起きて網膜が剥がれてしまい失明する事があります。徐々に進行する事が多いの初期段階では症状がわかりづらくある程度進行して物にぶつかったり動きが悪くなったために気付かれる事もよくあります。また失明症状が出たことにより来院されそれで腎不全が発見される事もあります。早期発見や予防のためには血圧測定が必要になります。しかし猫の血圧測定は意外と難しく興奮や緊張のため高めに測定されてしまう事があるので注意が必要です。また腎不全で治療を受けている猫は定期的に血液検査で特に BUN（尿素窒素）やCre（クレアチニン）を測定されている事が多いと思いますがその多寡と必ずしも網膜の症状は一致しません。そういうわけで腎不全の猫は血圧も確認しておくと安心ですね。