手術について

中央動物病院

04-2958-1211

〒350-1308 埼玉県狭山市中央4-24-4

診療時間:午前9時~12時/午後4時~7時 休診日:土曜日、日曜日

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手術について

手術について

腫瘍外科

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犬猫が家族の一員として屋内で飼育される比率が高くなるに従い、平均寿命も伸びています。それに伴い腫瘍の罹患率も高くなり、今では犬の2分の1、猫の3分の1が悪性腫瘍で亡くなっています。がん・腫瘍治療の3本柱は手術療法、化学療法、放射線療法です。当院院長は3本柱のひとつである手術療法に関して大変豊富な実績があります。そして当院では手術に加え化学療法も対応可能です。さらに放射線療法に関しては動物用としては日本唯一の高機能放射線治療器トモセラピーを導入した日本小動物医療センターを紹介させていただきます。

ダックスフンドの椎間板ヘルニア

ダックスフンドやウェルシュ・コーギーなど、足の短さが特徴の犬は、軟骨異栄養性犬種と呼ばれており、若い頃から椎間板ヘルニアを発症しやすい傾向にあります。特にダックスフンドは他の犬種に比べて10~12.6倍の確率で発症しているだけでなく、重症に至るケースが多いのが特徴です。

犬、女性

椎間板ヘルニアが胸腰部に起こった場合重症となりやすく、後肢の麻痺が起こり半身不随になる恐れがあるため、早期の外科対応が必要です。頚部椎間板ヘルニアの兆候は、頭を低く構えて痛みに震えたり、首や肩に力が入りづらそうにしていたりします。また後肢のふらつきも出ます。当院院長は頚部・胸腰部椎間板ヘルニアの手術に関してピーク時には年間100例を超えるほど多数の実績がございますので、安心して相談ください。

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短頭種気道症候群

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短頭種(フレンチブルドッグ、ボストンテリアなど)は高率に呼吸器障害を起こすことが知られています。うるさいいびき、喉・鼻の雑音を伴う呼吸困難、重症では睡眠時の窒息などを引き起こします。嘔吐の際には吐ききれず吐物を吸い込んだり、パンティングによる体温調節がうまくできず熱中症になるなど危険だらけの疾患です。外鼻孔狭窄症,軟口蓋過長症,喉頭麻痺,喉頭虚脱,気管虚脱などが単独もしくは複数が絡み症状を表します。当院は短頭種気道症候群に対する外科処置に関しても多数の実績があります。呼吸器症状を呈する短頭犬種に関し不安を抱える方は当院にご相談ください。

胸腺腫

胸腺腫は、前縦隔と呼ばれる部位で心臓の前方にできる腫瘍です。良性の腫瘍で、高齢の犬・猫に発生しやすいと言われています。胸腺腫はそのサイズが増大すると、周辺臓器を圧迫する事によって発咳・吐出などが起こり、重度になると呼吸困難になったりもします。腫瘤が心臓の大きさ以下のサイズあれば手術で摘出が可能で、心臓より大きなサイズに育つと摘出が困難であるとされていますが、全くできないという訳ではありません。いずれにしても早めの対処が重要です

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このレントゲン上で確認ができる心臓の前にある腫瘤は、当院で実施した胸腺腫摘出手術中で最大のサイズでしたが、無事手術は成功しました。
レントゲンに写る犬の手術直後の画像で、摘出した腫瘤の病理診断結果は胸腺腫でした。

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摘出した腫瘤のサイズは10cmを超える本当に大きなものでした。

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上顎・下顎の腫瘍

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上顎・下顎は、様々な癌や腫瘍が発生しやすい場所と言われています。
癌や腫瘍が大きくなると、摂食障害や呼吸困難などの問題を引き起こしてしまいます。発生場所やサイズによって切除が難しくなるため、早期発見が大変に重要となります。小さなできものも見逃さないように日ごろから口の中を覗けるようにしておいてください。楽しく遊びの中で口の中を覗き、見せてくれたらしっかりと褒めてあげるといいでしょう。

骨盤周囲の腫瘍

骨盤や骨盤周囲には、骨肉腫、軟骨肉腫、軟部組織肉腫などが発生する事があります。骨に発生する腫瘍は痛みが激しく発生しますので、後肢を引きずるように歩いていたり、歩くのを嫌がっていたりした場合は、骨盤の腫瘍も鑑別診断に含まれる必要があります。食欲不振、体重減少、不眠、性格の変化、無気力など、痛みにより二次的な症状が見られるのも特徴です。骨盤周囲に発生した腫瘍は、骨盤を残しての手術では腫瘍が完全に切除できない場合もあります。このレントゲンの例は骨盤を溶かしているだけでなく腫瘍が骨盤腔にも張り出し排便にも影響を与え始めていました。

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骨盤やその周囲の腫瘍を摘出するためには、たとえ後肢が腫瘍に犯されていなくても後肢も含めた骨盤の半分を摘出する必要があります。このレントゲンの犬はゴールデンレトリバーで、当院で行った後肢と骨盤半分を含む腫瘍の摘出手術の中で最も大きな犬の手術でしたが、術後すぐに3本足での歩行が可能になっています。

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膝蓋骨脱臼整復手術

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膝蓋骨脱臼は小型犬に多く見られる疾患ですが、中型犬や大型犬にも起こります。一般に内方への脱臼が多いのですが超大型犬は外方への脱臼が多く見られます。膝蓋骨脱臼は4段階のグレードがあります。当院ではグレード4に対するオリジナルの外科手術法を開発し対応致しております。

肥満細胞腫

体の肥満とは関係なく、皮膚に出来る腫瘍で、極めて発症の多い悪性腫瘍です。体のあちこちに存在する肥満細胞が腫瘍化して、進行するとリンパ節や全身に転移することもあります。皮膚にしこりがある、皮膚が蚊に刺されたように赤く腫れているなどの症状が見られた場合は、肥満細胞腫の可能性があります。体幹から陰部周囲、四肢に発生しやすく、手術が不十分だと再発や転移を繰り返してしまう腫瘍です。完全切除のためには腫瘍周囲の正常組織を大きく切除する必要があります。

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大腿骨遠位部骨折手術法

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大腿骨遠位部骨折の手術方法は何通りかありますが、当院では岸上式の手術方法を実施しています。
この手術方法の利点として手術時間が大変短く、切開開始から縫合終了まで20分以内で完了できます。

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この手術には、手術用ステンレス性の髄内ピンをその動物に合わせ院内で加工したアローピンと命名されているものを使用します。

もう一つの利点として術後に固定を必要とせず、また歩行はあくまでも本犬任せではありますが、手術直後から負重可能であることで術後何ら制限を必要としません。

肺がん、肺腫瘍摘出手術

肺にがんや腫瘍ができたり、肺葉捻転などの疾患が起こり、肺葉の摘出手術を必要とする事はそれほど多くはありません。しかし少ないとはいえ毎年いくつもの例に遭遇し、摘出手術を実施しています。胸腺腫の場合は胸骨正中切開を行い摘出しますが、肺葉切除のほとんどの場合は左右いずれかの側面からの肋間切開により摘出を実施します。

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肺だけではなく悪性腫瘍の摘出手術の際には、所属リンパ節切除を行うかどうかを検討する必要があります。獣医療の場合大学病院でさえもあまり実施出来ない事が多い術中の迅速診断が我々も利用不可能であるため、腫大しているようであれば出来るだけリンパ節も摘出すべきです。画像は肺門部のリンパ節で術中腫大していて腫瘍のリンパ節転移が起こっているであろう事が肉眼的にも確認出来たため摘出を行いました。

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画像の摘出した肺は非常に珍しい肺原発性の肥満細胞腫でした。また、2枚目の画像でV字型をしたリンパ節には肥満細胞腫が転移していました。病理診断報告書には【切除された肺腫瘤は肥満細胞腫と診断されます。極めて希と思われますが肺原発の可能性が考えられます。】とあり、【気管支リンパ節はほぼ完全に腫瘍細胞で置換されており、更なる遠隔転移にも注意が必要と思われます。】と言う報告を受けました。

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フェレットの手術

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当院はエキゾチックアニマルを専門に診療する動物病院ではありません。とはいっても鳥、ウサギなどの診療も行う中、時にフェレットの診療依頼もあり、みられる範囲内で良いと言うことであれば受けさせていただきます。各種検査を行った結果、膵臓の腫瘍「インスリノーマ」や副腎腫瘍などを発見し摘出手術を実施する事もあります(画像のちいさな粒状のできものはインスリノーマでした)。右副腎腫瘍の摘出手術は血管内に伸展している事も多く、その際は血管を切開し腫瘍摘出をする必要があり、難易度の高い手術となります。

声帯切除

当院では口腔アプローチ法による手術で、犬の声帯切除を行っております。
口を大きく開けた状態で直接声帯を切り取る方法で、これによって犬の吠え声を小さくすることができます。犬の吠え声がご近所トラブルに発展したというケースが多く、それを理由に声帯切除に踏み切る飼い主様はいらっしゃいます。手術後は犬が痛がる様子を見せない、安全な手術法です。声帯切除には、腫瘤の除去や声門の拡張のために実施されることもあり、こちらは喉頭切開アプローチ法を用いて行われます。

声帯切除

抜爪手術

抜爪

猫の抜爪手術に対応しています。
抜爪手術には、メスを使って切除する方法や、ギロチン型爪切りを使う方法などが知られていますが、当院は半導体レーザーを用いております。
半導体レーザーを使うことで、術中・術後の出血の心配はまったくありません。

ご相談ください

当院院長は上記の外科疾患の他、様々な外科疾患に対する豊富な手術実績がございますので安心して相談ください。

お問い合わせはコチラ

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