犬猫のがん・悪性腫瘍に効果を示す新しい成分アルテミシニン

アルテミシニンはがん・悪性腫瘍に効果

犬・猫のさまざまながんや腫瘍に効果を示す事が知られている成分があります。

この成分は、ヒトと動物のいずれにおいてもがん細胞、腫瘍細胞に対する効果が確認されていることに加え、正常細胞にはほとんど悪影響を及ぼさない事も知られ、多くの論文が発表されている確かな成分です。

その成分がアルテミシニンです。

そしてアルテミシニンは海外では薬品としてまたサプリメントとして利用可能です。

アルテミシニンでノーベル賞受賞

アルテミシニンはその成分の発見に対し、２０１５年にノーベル生理学・医学賞が送られることになった確かな成分です。

元々はがん細胞、腫瘍細胞に対する成分としてではなく、抗マラリア成分としてArtemisia annuaから単離され、多くの人命を救ってきた成分です。

今この成分が、ヒト、犬、猫のがん・悪性腫瘍を駆逐する成分として世界中で注目を集め、多くの研究がなされ、多くの論文も発表されています。

アルテミシニンやその誘導体が効果を示すがん・悪性腫瘍

さまざまな文献によって、ヒト、犬、猫に効果を示すことが確認されているがん・悪性腫瘍の種類を列挙します。

リンパ腫、白血病、骨肉腫、メラノーマ、神経膠腫、肝臓癌、胃癌、線維肉腫、乳癌、子宮頸癌、卵巣癌、肺癌、口腔癌、膵臓癌、結腸癌、上咽頭癌、食道癌、前立腺癌、横紋筋肉腫、肥満細胞腫、胆のう癌などです。

これらは複数の文献から拾っています。

以下に文献の一つから一部を抜粋した原文を掲載致しますので興味のある方はご確認下さい。

また、今後アルテミシニンについての色々な情報を紹介してまいります。

2 Antitumor Activity of Artemisinin

In the last 5 years, numerous new studies have shown that artemisinin and its derivatives can selectively kill various cancer cells, including leukemia , brain glioma , liver cancer , gastric cancer , breast cancer , lung cancer , colon cancer , B cell lymphoma , cervical cancer , head and neck carcinoma , gall bladder cancer , nasopharyngeal cancer , osteosarcoma , esophageal cancer cells , rhabdomyosarcoma , schwannoma cells , pancreatic cancer , ovarian cancer , melanoma , and prostate carcinoma . Moreover, artemisinins have no cross resistance with traditional therapeutic drugs, and they can reverse the multi-drug resistance of tumor cells. In terms of the pharmacokinetic properties, artemisinin-related compounds have the following features: fast-absorption, wide-distribution and quick-excretion. Therefore, the research of antitumor activities of artemisinin and its derivatives might represent a promising start to open a new avenue for cancer treatment.