レプトスピラ症の発生について

中央動物病院

04-2958-1211

〒350-1308 埼玉県狭山市中央4-24-4

診療時間:午前9時~12時/午後4時~7時 休診日:土曜日、日曜日

lv

レプトスピラ症の発生について

STAFF BLOG

2018/12/06 レプトスピラ症の発生について

レプトスピラ症が発生しています。

今年6月に東京都昭島市でレプトスピラ症が発生しました。
少し前のことだししかも少し離れているからと安心は出来ません。
最近も東京都下で発症が確認され、その犬と接触のあったレプトスピラの予防をしていない犬が体調を崩し当院へ入院することになりました。
当院でワクチンを接種していただいている子達には必ずレプトスピラを含むワクチンを接種しておりますので感染はしないでしょうし、狭山市周辺での拡大については最小限に出来ると考えています。

レプトスピラは、感染犬の尿に病原菌が出てきます。
犬や人に経皮感染も成立しますので、簡単に感染拡大するとても恐ろしい人獣共通感染症です。
ずいぶん以前のことですが、他地域で犬にレプトスピラが感染発症した際、引き続き人の感染も起こってしまいました。
獣医師が飼主への説明をしないでレプトスピラ抜きのワクチンを毎年接種していたため、犬がレプトスピラに感染し、さらに犬から飼い主に伝染した可能性が指摘され、訴える訴えないのトラブルに発展したようです。
幸い犬も飼い主も回復し事なきを得ました。

我々獣医師は、犬の疾患予防のためにはもちろんのこと、犬から人への感染の可能性のある、しかも人の場合も死に至る可能性のある伝染病の予防を無断で外してしまった場合、人に対しても大きな責任が生じる事をしっかりと認識しておかなくてはなりません。

TOP