犬猫の健康診断における血液検査での注意点

中央動物病院

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犬猫の健康診断における血液検査での注意点

STAFF BLOG

2018/06/19 犬猫の健康診断における血液検査での注意点

健康診断時の血液検査において、できれば患者様側で行っていただきたいのが食事の影響を避けるために12時間の絶食です。血糖値、トリグリセライドなどの値は食事の影響を受けて上昇してしまうためです。また激しい運動をした時はアラニンアミノトランスフェラーゼ、アスパラギン酸トランスフェラーゼ、クレアチニンキナーゼの値が上昇 する可能性があるため別の日に検査をした方が無難です。また投薬の影響も受ける場合もあります。

 

また患者様には関係ないのですが私達検査する側で血液検査の時(健康診断時だけでなく)に気をつけていることがあります。いくつか紹介させて頂きます。

 

血液は採取の段階から溶血させないように慎重にとり扱う必要があります。

 

具体的には動物種に応じた適切なサイズの注射針を選択し、採血部位を消毒用のアルコール綿で消毒したら乾いてから採血を行います。採決時も注射器のシリンジをゆっくりと引きます。そして採血後は注射針を外してからチューブの管壁に沿わせながら静かに分注します。シリンジ内の泡は分注しません。分注後はチューブ内の抗凝固剤と血液が均一に混じるようにチューブを優しく転倒混和します。

 

採血してチューブに分注した血液も速やかに遠心分離を行います。そうしないと検査項目によっては血球などの細胞成分により影響を受けてしまうからです。

 

また検査によって適切な血液の抗凝固剤を選択する必要があります。

 

院内で行える検査は検体の準備を整ったら速やかに検査を行います。

 

検査センターに検査を依頼する場合には適切に検体を保管しなければなりません。また検査までの時間に期限がある検査項目は期限内に検査センターに到着するように配慮しなければなりません。

 

このように血液検査の結果は本人の健康状態だけでなく他の要因によっても影響を受ける可能性があるのです。ご参考までに。

 

最後に追加なのですが血液検査に必要な検体の最低量というのが設けられています。当然、それを考慮して採血するのですが稀に予想以上に血が濃い(性格にはヘマトクリット値が高い)場合があり、そのために検査に必要な最低量の検体が確保できないことがあります。その際には再度、採血をお願いしなければなりませんが御了承の程、よろしくお願いします。

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