04-2958-1211
〒350-1308 埼玉県狭山市中央4-24-4
診療時間:午前9時~12時/午後4時~7時 休診日:土曜日、日曜日
犬猫が嘔吐・下痢になった時の食事管理
犬猫が嘔吐や下痢症状を呈した時は胃腸の負担を減らすために絶食(絶水)が行われる事がよくあります。
この事自体は間違いではないのですがあまりむやみに長引かせるとかえって胃腸の働きを悪化させてしまう可能性があります。
というのも、そのことにより腸の粘膜細胞が萎縮してしまったり腸内細菌が異常増殖して粘膜バリアーを通過し体内に移行して感染などを引き起こすからです。
そのため可能であればできるだけ早く経口的に食物の摂取を再開させた方が良いとされています。
具体的には半日~1日の絶食にとどめ症状が落ち着いているようであれば少量の水から経口投与を再開し問題がなければ普段から与えている食べ慣れたフードや消化吸収に優れた消化器用の処方食を少量与え、それでも問題がなければ少量で与える回数を増やしていきます。そして徐々に普段の与え方に近づけてゆきます。
ただし、急性膵炎や消化管の完全閉塞が原因の場合にはこの限りではなく絶食を行なった上で原因に対する治療が必要となります。
23/10/26
23/10/13
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犬猫が嘔吐や下痢症状を呈した時は胃腸の負担を減らすために絶食(絶水)が行われる事がよくあります。
この事自体は間違いではないのですがあまりむやみに長引かせるとかえって胃腸の働きを悪化させてしまう可能性があります。
というのも、そのことにより腸の粘膜細胞が萎縮してしまったり腸内細菌が異常増殖して粘膜バリアーを通過し体内に移行して感染などを引き起こすからです。
そのため可能であればできるだけ早く経口的に食物の摂取を再開させた方が良いとされています。
具体的には半日~1日の絶食にとどめ症状が落ち着いているようであれば少量の水から経口投与を再開し問題がなければ普段から与えている食べ慣れたフードや消化吸収に優れた消化器用の処方食を少量与え、それでも問題がなければ少量で与える回数を増やしていきます。そして徐々に普段の与え方に近づけてゆきます。
ただし、急性膵炎や消化管の完全閉塞が原因の場合にはこの限りではなく絶食を行なった上で原因に対する治療が必要となります。